宅地建物取引士(宅建士)は、不動産業の会社に5人に1人必要の必置資格です。
さらに、重要事項の説明は、宅建士でないとできません。
宅建士を持っていると不動産業への就職・転職でかなり有利です。
不動産業に限れば、就職に困ることはないでしょう。
資格手当も大体2万円くらいなので収入アップも狙えます。
さらに最近は重説バイトというものもあり、自宅にいながらzoom等で重要事項説明を行うという働き方も可能です。
難易度:やや難しい。合格率:15~17%前後
偏差値に換算すると:57付近 (資格偏差値についてはこちら)
役に立つ度:★★★★★(就職から在宅ワークまで生涯を通じて役立ちます)
種類:国家資格 主催者:一般財団法人不動産適正取引推進機構
目安となる学習時間:合格ラインを超えるまで約300時間(6ヶ月)
余裕を持った合格なら約500時間(10ヶ月)
受験料:8,200円
試験の申込期間:7月中(郵送申込みは期間が短いので要注意!)
試験の時期:年1回10月中旬~下旬
宅建のテキストはレトスの宅建無料テキストを使用しました。
無料でも内容は分かりやすくしっかりしており、要所で講義動画もあります。
テキストのすぐ下に関連した過去問があり、すぐに問題演習ができます。
レトスの宅建無料テキストは、解説も分かりやすくて詳しいのが特長です。
私はこの宅建の無料テキスト・過去問集を4ヶ月行いましたが、その結果、合格ラインに達することができました。
ただ、欠点としては法改正点が反映されるのが遅いのと、解答の番号が違う所が2か所ありました。
しかし解説は合っていたので、解説の方を参照しました。
法改正点に関しては、予想問題集で拾えるので、特に不自由はありませんでした。
5ヶ月目に入るとレトスの無料過去問を解きました。
こちらも解説が分かりやすく2011年~2017年までスイスイ解け、初見で平均83%の正答率でした。
しかし、2018年に入り、民法の正答率がガクンと落ちました。
合格ボーダーライン上とはいえ、もう少し余裕がほしいと思い、LECの宅建用1問1答集を購入して解きました。
この1問1答集を9割以上解けるようにしてもう一度、宅建の無料過去問に戻って解くと2018年以降も合格ラインを超えた点数を取ることができました。
宅建は身に着けた知識を使って解く応用問題が多いので、オリジナル問題の1問1答集はとても役に立ちました。
この時点で勉強時間は250時間。勉強期間は5ヶ月。
宅建合格に必要な勉強時間は300時間と言われていますが、納得できます。
最後の仕上げは予想問題集。
宅建の予想問題集は、LECの宅建用予想問題集と日建学院の宅建用予想問題集の2種類解きました。
2種類解いておいてよかったです。
日建学院の「これで合格!宅建士直線予想模試」からいくつか類似問題やほぼ同じ問題が出題されました。
その中には難問や新傾向もあり、日建学院の予想問題集を解いていなかったら解けなかったものでした。
LECの宅建予想問題と日建の宅建予想問題は、初見で80%以上の正答率で、この時点で勉強時間は500時間近く。これくらい勉強すると余裕を持った合格が狙えます。
このページでは宅建の勉強法の大まかな要点を書きましたが、詳しい勉強方法が知りたい方は、ブログの「宅建士の試験で高得点を得た勉強方法と勉強時間」をご参照ください。
当日、持っていくものは筆記用具(鉛筆、シャーペン、消しゴム)と受験票です。
宅建の試験会場には、試験開始時間より1時間以上早く入ることができます。
なので、試験会場には早めに到着して重要ポイントの復習を行うのがおすすめです。
幸いにも前日にチェックしておいたポイントや直前にチェックしたポイントを使って解く問題が出題され、スムーズに解けました。
おまけに日建学院の予想問題集の難問や新傾向問題が的中したため、高得点を得ることができました。
合格したら合格証書がもらえます。
ただ、宅建試験を合格しただけでは、宅建士にはなれません。
2年間の実務経験がない方は、登録実務講習を受けて合格する必要があります。
宅建試験を受けて、しっかり合格ラインを超えていた方は、登録実務講習の早割を利用できます。
宅建の登録実務講習や登録実務講習の早割については、ブログの「宅建試験を受けた後は登録実務講習の早割申し込みを検討」をご参照ください。