
行政書士は、官公庁に出す書類を作成したり、手続きの代行を行うための業務独占資格です。
また、お客様の法的な相談にのったり、サポートをすることも重要な業務の1つです。
行政書士は主に独立開業で役立つ資格ですが、就職でも評価されることがあります。特に企業の法務部門で重宝され、資格手当が出る会社もあります。
そうでなくても法律の知識があることや難関資格に合格するだけの努力ができることが評価されることがあります
難易度:難しいが独学でも合格できる難易度
合格率:10%前後
偏差値に換算すると:62~63付近 (資格偏差値についてはこちら)
役に立つ度:★★★(人によっては★★★★★になります)
行政書士に向いている人:
・コミュニケーション能力が高い人
・人に教えるのが好きな人
・営業力がある人(WEB集客でもOK)
・人と接するのが苦にならない人
種類:国家資格 主催者:一般財団法人行政書士試験研究センター
目安となる学習時間:法律初学者なら約600~800時間(約10~12ヶ月)
宅建合格者など法律の知識がある人なら約400~500時間(約8~10ヶ月)
受験料:10,400円
試験の申込期間:7月下旬~8月中旬
試験の時期:年1回11月初旬
行政書士のテキストと基本問題集は合格革命を使用しました。
ただ、合格革命はkindle版が出るのが遅かったので、発売日当日にTAC出版オンラインストアでPDF版を購入し、スマホに入れて勉強しました。
合格革命のテキストは、1ページに文字がぎっしりで試験範囲をしっかり網羅しています。
判例もバッチリ載っており、巻末には条文も載っています。
また、章末に練習問題があり、理解度をすぐに確認できます。
さらに基本問題集の対応ページまで記載されており、学習しやすい構成になっています。
試験勉強で最も合格力がつく方法は、テキストを読んですぐに、それに対応した過去問を解くことです。
それを合格革命は実践しているので、このシリーズで勉強を続ければ、高確率で合格できるのではないかと思います。
なお、基本問題集は必要ないという声もネットでよく聞きますが、基本問題集を解いておくと、後々の理解が違ってきますし、基礎知識対策にも便利です。
基本問題集は重要な過去問が厳選されているので、それを解いてポイントをしっかり理解しておくと、別角度からの問題にも対応できるようになります。
基本問題集の解説は重要なポイントは太字で表示されていますので、ポイントとなる部分が分かりやすいのもメリットです。
基本問題集を1通り解いてもう一度テキストを読み込むと1回目では理解できなかった部分が理解できるようになります。
テキストと基本問題集が終わると、千問1問1答(出るとこ千問ノック)と肢別過去問集に入ります。
出るとこ千問ノックはやらずに肢別過去問集だけやる人がいらっしゃいますが、出るとこ千問ノックもやっておくと、応用的な問題にも対応しやすくなります。
また、肢別過去問集に入ってもスムーズに理解できます。
問題集の使い方ですが、最初は一通り解いてみて、間違えたところを解説を読んで理解し、もう一度その問題を解きます。
解説で分からなければ、テキストに戻るなり、ネットで調べるなりしましょう。
2周目、3周目は、間違えた問題をメモしておきましょう。どこで引っかかったか、なぜ間違えたか分析して、もう一度解きましょう。
この作業を繰り返し、全体で90~95%の正答率になると、模試や本試験で200~210点くらい得点できるようになります。
よく肢別過去問集を20周などとてつもない回数繰り返す人がいらっしゃいますが、大切なのは、どれくらいの正答率になったかであり、また正答できた問題がなぜその解答なのか説明できるところまで達していることです。
記述問題は、私は本試験で半分もいかなかったので有益なアドバイスはできないのですが、LECの記述問題集と合格革命の記述問題集を5周くらいしました。
LECの記述問題集は記述問題が100問近くあり、合格革命の記述問題は60問あります。
どちらも空欄穴埋め(多岐選択式)の問題が30問載っています。
演習量としてはこの2冊で足りると思います。
私の場合、問題文の読み込むが甘かったので直接記述問題に点数が反映されなかったのですが、択一問題に必要な知識を補充でき、本試験で択一問題だけで186点という高得点を得ることができました。
また空欄穴埋め(多岐選択式)も記述問題集で得点が伸びました。
記述の対策としては、解答の丸暗記ではなく、問題文をしっかり読んで事例を覚えることと条文の読み込みを行うことで、本試験で類似問題が出ても対応できるようになります。
基礎知識対策は何も特別な対策はしておらず、ケータイ基礎知識と合格革命の問題集だけで対応できました。
ニュースもネットで流れるニュースの題名しか見ていませんでした。
合格革命は網羅率が高いので、基礎知識対策にも重宝し、特に基本問題集には、一般知識を含む基礎知識の問題が多く掲載されており、繰り返し解いて知識を定着させました。
ケータイ基礎知識は必要な知識がコンパクトにまとめてあり、隙間時間の勉強に重宝しました。
最後の仕上げは予想問題集。
行政書士の予想問題集は、LECの行政書士用予想模試と合格革命の行政書士用予想模試の2種類解きました。
全6回分解いて合格点より20点以上上回っていたので、公開模試はやりませんでした。
予想模試を解くと、「記述がまだ弱い」とか「行政法をもう少し補強しよう」等の課題が見えてきます。
また、予想模試は、予想模試なだけに、本試験で類似問題が出てくることがあるので、しっかり解説を読んで理解し、3回転しておきましょう。
記述は5回転くらいするとよいでしょう。
当日、持っていくものは筆記用具(鉛筆、シャーペン、消しゴム)と受験票です。
行政書士の試験会場には、試験開始時間より1時間早く到着してトイレを済ませておくとよいでしょう。
会場の付近で、予備校が直前チェックの冊子を配っていることがありますが、受け取って確認しておくとよいでしょう。
なお、行政書士の本試験ですが、過去問や予想模試がそのまま出題されたという問題は見受けられませんでした。
しかし過去問や予想模試で身に付けた知識を使って解く問題が多く、系統立てて十分な勉強をしてきた人なら理解できて合格点に届くような試験でした。
合格したら合格証書がもらえます。
ただ、行政書士試験を合格しただけでは、行政書士にはなれません。
登録が必要です。
また、行政書士の登録と維持費は、宅建どころでなく費用がかかり、登録手数料は約22,500円、入会金は約20,000~50,000円、さらに約30,000円前後の年会費がかかります。
独立開業せず、就職目的や資格手当目的なら登録は必要ありません。