このページは、資格試験に挑んでいる人が少しでもモチベーションアップして頂くために用意しました。
資格勉強をしているのに、モチベーションが上がらない、3日坊主になりそうという方は、ちょっとここで息抜きしてみましょう。
皆さまは偏差値という言葉を聞いたことがありますか?
大学受験を経験された方は、よくご存知かと思います。
偏差値とは、その試験を受けた人全員(集団)に対して、自分がどのくらいの順位にいるか把握することができます。全体の中で自分はどの位置にいるのかが分かります。
実は、この偏差値というもの、大まかではありますが資格の難易度にも使えます。
下の表は、それぞれの偏差値に、比較的有名な資格とゆる勉で紹介している資格を当てはめてみたものです。
とは言え、勉強という作業は種類や分野が違えど、やること(主にくり返し学習)は同じ。
個人の主観よりは的確に難易度が計れるものと存じます。
(ただ、正確な難易度は個人の経験、適性、得手不得手などによって異なります。)
話は戻りますが、資格の難易度の位置が分かると、モチベーションアップになります。
例えば、偏差値75の司法試験からしたら、偏差値52~53の日商簿記検定2級なんて随分カンタンなものなんだな~などと思えてきます。
※偏差値表で示すのは、資格の難易度を数値化したもの(あくまで目安)であり、大学や資格の価値を決めるものではありません。
※以下の偏差値表は、できる限りのデータを集めておりますが、個人の主観による部分も入っていることをあらかじめご了承くださいませ。
※掲載情報につきましては、慎重に作成・管理しておりますが、すべての情報の正確性および完全性を保証するものではありません。お気づきの点がありましたらフォームよりご連絡いただけると幸いです。
まず、超難関の偏差値70~75付近。勉強期間が長期に及び、膨大な労力を伴います。
合格すれば効果もデカイのですが、多くの人が途中で挫折してしまいます。
中には10年間頑張っていますという方もいらっしゃり、脱帽する限りです。
独学ではかなり難しいレベルです。
偏差値 |
資格 ()内は合格率等 |
76以上 |
公認会計士 |
75 |
司法書士(3%) |
74(~上位0.8%) |
|
73(~上位1%) |
医師(91%) |
72(~上位1.3%) |
ITストラテジスト(15%) |
71(~上位1.7%) |
TOEICスコア980 |
70(~上位2.2%) |
システム監査技術者(13%) |
次に、難関資格。 つまり偏差値60台の資格。
この辺の資格(とくに前半の台)であれば、独学でも努力と根性があれば受かる可能性があります。
ただ、一般企業ではオーバースペックになることも多々あります。
しかし、就職試験では「難関資格に通った経験」、即ち「学ぶ力」「努力」「根性」などが評価されることがあります。基礎となる普通レベルの資格を取得されている方で、1~2年勉強してもいい、という方なら、チャレンジしてみてもよいでしょう。(ただし中には税理士等5年に及ぶものもあり)
ただ、範囲が広いものが多く、最初の頃に学んだものを忘れてしまったというケースも多々ありなので、効率的なくり返し学習にしても、本当に「根気」がいります。
偏差値 |
資格 |
69(~上位2.8%) |
プロジェクトマネージャー試験(13%) |
68(~上位3.6%) |
ITサービスマネージャー試験 |
67(~上位4.4%) |
入国警備官(1%未満) |
66(~上位5.5%) |
中小企業診断士 |
65(~上位6.7%) |
社会保険労務士(8~9%) |
64(~上位8.0%) |
ビジネス実務法務検定1級(10%) |
63(~上位9.7%) |
薬剤師(63%)
|
62(~上位11.5%) |
労働基準監督官 |
61(~上位13.5%) |
マンション管理士(8.4%) |
60(~上位15.8%) |
速記技能検定1級(17%) |
青文字は、ゆる勉で紹介した資格の上位資格です。
緑文字は、注釈つきの資格です。
大学、資格共に、大企業狙いの方や士業志願者向けです。
偏差値50台前半の資格は、仕事に行きながらでも、無理なく取れて役立つ資格。
個人差はあるかと思いますが、偏差値53くらいまでなら1日1~2時間程度の勉強でも、3~4ヶ月で取れる資格も結構あります。ゆる勉の資格はこの辺にあります。
偏差値54以上になると、勉強期間も長期(半年以上)に及びますが、根気よく学習すれば独学でも努力が報われる可能性が高いようです。
この辺の資格で、自分の仕事と関連した資格を3つくらい持っていると、一般企業で働く分には十分です。つまり、運転免許も入れて履歴書の資格欄におさまるくらいであれば十分。
偏差値 |
資格 |
59(~上位18.4%) |
労働安全コンサルタント(18%) |
58(~上位21.2%) |
通関士(13.2%) |
57(~24.2%) |
TOEICスコア700点~ |
56(~27.4%) |
二級建築士(24.3%) |
55(~30.8%) |
マイクロソフト認定トレーナー |
54(~34.4%) |
色彩検定1級(35%) |
53(~38.2%) |
日商簿記検定2級(20~30%) |
52(~42.0%) |
CAD利用技術者試験1級(19%) |
51(~46.0%) |
会計ソフト実務能力試験 (69.7%) |
50(ちょうど平均) |
TOEICスコア580~590
|
ゆる勉で紹介している資格は偏差値50台前半に固まっています。
難易度に対して役立つ度合いの高い日商簿記2級と秘書検定準1級は、コストパフォーマンスの高い資格と言えます。
偏差値40台と言っても侮ることなかれ!
偏差値40台の簡単な資格であっても、役立つことがあります。
また、日商簿記3級は偏差値45ですが、日商簿記2級に次いでハローワークの求人数が多い資格の1つとなっています。中小企業の経理のみならず、日商簿記3級の求人を出している大企業も見かけます。初めての資格に「日商簿記3級」いかがでしょうか?2級とのダブル受験もおススメです。
第二種電気工事士もハローワークで求人数が多い資格の1つ。
しかし、運転免許と併用して役立ちます。
偏差値 |
資格 |
49(~53.9%) |
ビジネス実務マナー検定1級
(35.8%) |
48(~57.9%) |
第二種電気工事士 |
47(~61.8%) |
自動車整備士2級(80%) |
46(~65.5%) |
DTPエキスパート認定試験(41.5%) |
45(~69.1%) |
Illustratorクリエイター能力認定試験エキスパート(63%) |
44(~72.5%) |
調理師(75%) |
43(~75.8%) |
TOEICスコア460~470 |
42(~78.8%) |
WEBクリエイター能力認定試験 エキスパート(80%)
|
41(~81.6%) |
TOEICスコア430~440 |
40(~84.1%) |
MOS(一般レベル)(80%くらい) |
偏差値の記事、いかがでしたか?
ちょっと息抜きになりましたか?
難関資格に比べて自分が挑戦している資格はまだまだ軽いもんだ!とか、うわあ、自分が持っている資格はこんな難しいんだとか、今挑戦している資格はさほど難しくないぞ!などと、モチベーションアップにして頂けると嬉しいです。
また、この資格難易度表は、個人の主観も含まれているため、完全ではありません。
(そもそも難易度というものは正確というものではなく、個人の経験や適正により大きく左右される部分もあります)なので、多くの読者様の意見を反映しながら微調整をしていこうと思っています。※また試験によっては、その回、その回の難易度が違うこともあります。
なお、その道のプロを目指したい方を応援すべく、ジャンル分け資格難易度表も用意しております。
・法律部門、会計部門、システム部門:
司法書士、社労士、税理士、会計士などの士業、経理・総務の事務職志望の方にピッタリな資格難易度表を載せております。もうひとつは、システムエンジニアやネットワークエンジニアなどを志望されている方、その部門で働いている方のステップアップとなりうる資格の難易度表を載せております。
・語学部門、芸術デザイン部門:
語学を生かした職業(翻訳家、外資系やグローバルな企業の社員、通訳者など)にピッタリな資格の難易度表を載せております。
もうひとつは、WEBデザイナーやDTPオペレーター、イラストレーターなどデザイン職にピッタリな資格の難易度表です。
・土木・建築部門、医療福祉部門:
土木・建築部門にピッタリな資格の難易度表と、医療福祉の難易度表です。
・どの仕事にも向く汎用資格の難易度表:
やりたいことが決まっていない方や学生さんにお勧めの資格難易度表です。